ハルゼミ、抜け殻を発見 三段池公園で自然遺産探検隊
2019年06月10日 のニュース
京都府福知山市の自然遺産体験ツアー「ハルゼミ&キマダラルリツバメ探検隊」が9日、猪崎の三段池公園で開かれた。子どもから大人まで10人が参加し、市自然科学協力員の案内で公園内を探検。季節の植物、昆虫などの解説を聴き知識を深めた。
福知山環境会議、市自然科学協力員会共催。体験ツアーは、たくさんの人に市の自然遺産を知ってもらおうと2016年から催している。
今回は、生息域が局地的で珍しく、市の天然記念物第1号にもなっているチョウのキマダラルリツバメ、4月から6月に活動をするハルゼミの探索を目的に開いた。
参加者は公園内の円形広場に集合。自然科学協力員の山段眞彦さんから、キマダラルリツバメが市内で初めて見つかったのは三段池公園内だったこと、ハルゼミは松林に生息する種だということなど、説明を聞いたあと公園内の探検に向かった。
松の木についたハルゼミの抜け殻を収集し、成虫の鳴き声を聴きながら歩き、ヒラタクワガタを見つけたり、いろいろな鳥や昆虫、植物についての話を聴いたりした。
キマダラルリツバメは発見できなかったが、芦田斗希君(5)は「セミの抜け殻が見つかって良かった。楽しい」と笑顔を見せていた。
写真=抜け殻見つけた!