専門分野で達成率82% 就職は例年より多め/福知山淑徳高進路
2019年04月04日 のニュース
福知山市正明寺の福知山淑徳高校は、2018年度進路状況をまとめた。卒業生148人のうち、進学は74人、就職は71人、その他は3人。専門性の高い6系列の特色を生かして進路を決めており、調理や製菓などの専門分野への就職・進学の達成率は82%と高かった。
進学の内訳は、大学が龍谷、大阪総合保育、嵯峨美術、京都造形芸術、美作、関西福祉科学など17人。指定校や公募の推薦、AO入試などで挑戦した。
短大は、園田学園女子、京都文教、大阪成蹊、平安女学院、湊川、嵯峨美術などに17人。
専門学校は、エコール辻大阪、大阪キャリナリー製菓調理、上田安子服飾、大阪総合デザイン、大阪医専、福知山高技専などに40人。早い段階から志望校を決め、積極的に取り組んだ生徒が多かった。
就職は例年以上に多く、求人依頼数も500件以上と大幅に増えた。実習やインターンシップなどの経験を積み、実践的に学ぶ中で、進路を固めた。また、年に3回ガイダンスを実施し、面接を重視した指導をした。
具体的な就職先は、ミシュラン星獲得店の祇園もりわき、神田川本店、資生堂パーラー、パティスリーアキト、綾部はなみずき、日本郵便など。
村上勝幸・進路指導部長は「実習体験やコンテストへのチャレンジ、校外での活動などがしっかりとアピールでき、実を結んだ。入学時のモチベーションを維持し、よく頑張っていました」と話す。