初めて求人1千件超え 理工系中心に進学は50人/府立工業進路
2019年04月01日 のニュース
福知山市石原の府立工業高校は、18年度進路状況をまとめた。卒業生176人のうち、就職は126人、進学は50人だった。求人件数は、ここ数年、約150件ずつ増えており、今回は過去最多の1113件。初めて1千件を超えた。
就職、進学ともに、3年間を通じて学んできた知識や技術を生かして決定する生徒が多かった。
就職は、例年府内でもトップクラスの人数。9割ほどが第1希望の就職先へ進むことができた。
福知山や綾部などの地元が6割ほどで、長田野工業団地には32人が就職した。具体的な就職先は、エスペックやGSユアサ、扶桑化学、日本血液製剤、日本ピラー、京都薬品など。公務員では、自衛隊や兵庫県警などへの就職もあった。
進学は理工系が多く、国公立大が8人、私立大が11人、短大が8人、専門学校が23人。国公立は福井や京都府立、高知工科など、私立は大阪工大や金沢工大、立命館、龍谷、大阪経済など。
1年生の秋ごろには、就職か進学かの進路を選択。就職の対策では、模擬面接をメインに、マナーや身だしなみなどの細やかな指導もしている。
進路指導部の竹山靖司部長は「模擬面接は1年生から始め、3年間で最低でも5回ほどは練習します。生徒から希望があった場合はさらに回数を増やしており、今回も例年通り、積極的に取り組んでいる生徒が多かったです」と話していた。