和食コンテストで2連覇 福知山淑徳高が報恩寺のタケノコ使い

2019年03月28日 のニュース

 京都府福知山市正明寺、福知山淑徳高校調理系列の2年生ペアが、「第2回高校生和食料理コンテスト」のグランプリに輝いた。普段から仲良しの小牧亜紗さんと大島楓花さんが、報恩寺のタケノコと鯛を生かした天丼、潮仕立ての献立で臨み、抜群のチームワークを発揮。淑徳高校は第1回コンテストに続き、2連覇を達成した。

 東京すし和食調理専門学校が主催するコンテスト。日本人の和食離れが進む中、和食文化を未来へつなげようと昨年から催している。

 高校生らを対象に、個人もしくは2人組で募集し、全国から113組のエントリーがあった。この中から選ばれた11グループが、3月24日の本戦に進んだ。

 今回のテーマは、春をイメージした丼とお椀。鯛、2種類以上の山菜、地元の食材を使うことが課題で、本戦での制限時間は2時間だった。

 淑徳高のチームは、コンテストを前に報恩寺の竹林で地元の生産者に教わりながらタケノコ掘りを体験。生で食べてもえぐみがなく、「食材として、ぜひ使いたい」と、手作りの紅ショウガ、山菜と一緒にかき揚げにし、鯛のつみれにもタケノコを使った。

 結果は、先輩たちに続いて2連覇を達成。小牧さんは「本当にうれしい。鯛を一からさばくのは初めてで、1カ月に50匹ほど練習しましたが、本戦で成果を生かせて良かったです」と振り返る。大島さんは「揚げ物は、ものによって揚げる温度が違うので難しかったですが、大会ではうまくいきました」と笑顔を見せた。

 また、報恩寺のタケノコを使ったかき揚げの料理を、4月14日に私市の佐賀会館で開かれる「第2回佐賀たけのこの里まつり」で販売することにしている。

 

写真=グランプリに輝いた「鯛と山菜の変わり揚げ天丼と鯛のつみれ潮仕立て」

写真=受賞を喜ぶ小牧さん(左)と大島さん

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