福知山SECカーボンスタジアム ネーミングライツの看板除幕
2019年03月27日 のニュース

京都府福知山市和久市町にある福知山球場の愛称が、4月1日から「福知山SECカーボンスタジアム」になる。これを前に市は24日、球場入り口付近に設置する愛称入り看板の除幕式をした。
市は、公共施設の愛称の命名権を与える代わりに、その対価を支払ってもらうネーミングライツ制度を導入し、球場のパートナー企業を募集。SECカーボン株式会社(本社・兵庫県尼崎市)が手を挙げ、命名権料200万円(年額)で契約した。
愛称が使用できる期間は5年間。企業側は自社の広告や地域貢献につながり、市は命名権料を球場の維持管理などに活用でき、双方にメリットがある。
炭素製品メーカーのSECカーボンは、長田野工業団地に京都工場があり、従業員でつくる軟式野球部は、天皇賜杯大会を制するなど全国有数の強豪チームとして知られている。こうしたこともあり、野球を通じて地域貢献できれば-と、応募した。
除幕式には、SECカーボンから中島耕社長、市から伊東尚規副市長らが出席。市体育協会、市野球協会役員も加わり、看板を除幕した。
中島社長は「球場の清掃活動などもして、これからも地域貢献したい」とあいさつ。伊東副市長は「これをきっかけに、今後もスポーツ振興に努めたい」と話し、新愛称の命名を祝い合った。
このあと社会人野球の強豪、セーレン株式会社(本社・東京都、福井県)の軟式野球部とSECカーボンの野球部が記念試合をした。
写真=愛称が書かれた看板を除幕した