最新式ねじ締めロボットを寄贈 京都府立工の授業用にと日東精工
2019年03月12日 のニュース

工業用ファスナー(ねじ)やねじ締め機などの製造大手、日東精工(東証1部、本社・綾部市井倉町)は、社会貢献活動の一環として福知山市石原の京都府立工業高校(大島浩樹校長)へ主力製品の一つ、ねじ締めロボットを寄贈した。府立工は2018年度に学科改編を行い実習設備の更新を進めており、寄贈されたロボットは、ロボット技術科を中心に活用することにしている。
これまでに府立工から同社へ100人以上が就職していることもあり、授業に役立ててもらえたらと寄贈することにした。
贈ったのは、「位置補正カメラ搭載ねじ締めロボット(ねじロボ)」。カメラで締め付け対象の位置のずれを補正してねじ締めを行うことができ、主に自動車の部品メーカーなどで使われている。最新式で、637万円相当という。
11日に同校で寄贈式があり、材木正己社長が「寄贈できたのはうれしいことです。学科の授業のお役に少しでも立てたら」とあいさつ。大島校長は「心から感謝します。頂いたロボットは有効に活用し、学びを深めたいと思います」と感謝した。
また、生徒を代表して2年の森下弓冬君は「本当にありがとうございます。ロボットを使って学習できるのはとても楽しみです。大切に使っていきたい」と話していた。
写真=寄贈されたねじ締め専用のロボットを披露する材木社長(右)と大島校長