市役所大江支所の復旧終える 昨年の7月豪雨で被災
2019年03月13日 のニュース

昨年の7月豪雨で浸水被害を受けた京都府福知山市役所大江支所(大江町河守中央)の復旧工事が終わった。2階で行っていた窓口業務を11日、8カ月ぶりに1階に戻した。各種証明書の申請などのため多くの住民が訪れ、「やっぱり1階は便利」と喜んでいる。
大江支所は7月7日午前9時20分ごろから庁舎内に水が入り始め、午後1時から2時ごろにかけて水位がピークになり、床上53センチに達した。
浸水で1階は床のカーペットや壁が汚損し、電気配線も使用できなくなった。このため窓口業務を2階の会議室に移し、対応していた。
昨年10月終わりから復旧工事に掛かり、カーペットや壁の張り替え、電気系統の改修をしてきた。支所1階の窓口フロアなどの工費は約430万円。
12日に自動車税の納税証明書の申請に訪れた福知山市北本町二区、塩見泰明さん(44)は、週に1回は大江支所に来ているという。「これまで2階に上がるのが少し手間でした。下のほうがやっぱり便利ですね」と喜んでいた。
大江支所の山中忠雄支所長は「みなさんには長い間、ご不便やご迷惑をかけていましたが、ようやく工事が終わりました。今後とも住民サービスの向上に努めていきます」と話していた。
写真=1階で窓口業務にあたる支所職員