センバツ成美のエース小橋(上) 生後すぐに3回手術

2019年03月11日 のニュース

 創部から95年と長い歴史がある福知山成美高校野球部で初めて、地元の選手が背番号1を付け、選抜高校野球大会出場を決めた。京都府福知山市、成和中学校出身の小橋翔大投手(2年)=牧=は、抜群の制球力と打者に向かっていく強い気持ちが持ち味。チームメイトは絶対の信頼を寄せるが、生まれた時は周囲をとても心配させた子だった。

 母・美香さん(47)によると、翔大選手は小さいころ、どこへ行くにもグローブを持っていくほど活発な子だったが、出生時は小腸に異常があり、心配が多かったという。

 妊娠中のエコー検査で分かった。腸に老廃物が詰まっているのか、どうなっているのか生まれてみないと分からない状態で、出産前に主治医からは「現状では、助かるか助からないか、確率は半分半分」と言われたという。

 産声を上げて生まれたが、胴回りが大きかった。すぐにおなかを開くと小腸がちぎれていることが判明。小腸をつなぐ手術が必要だったが、耐えられる体力が足りないと、その時は人工肛門と点滴の管を体に通した。

 後日再度、点滴をするための手術をし、目標の体重に達してから小腸をつなぐ手術。小さな体で計3回の手術を乗り越えた。退院できたのは生まれて約半年後。小、中学校で野球をするのに支障はなかったが、中学3年生までは年1回、定期的に診察を受けた。

 美香さんは「生まれてから心配ばかりでしたが、こうして元気に成長してくれました」と笑顔で当時を振り返る。

 センバツ出場が決まって、父・一之さん(46)は「甲子園にいけるなんて、こんな親孝行はない。めざしていた夢が現実になるのは信じられない」と喜び、美香さんは「決まったと聞いたときは、ただただ泣きました。甲子園に立ってくれるだけでうれしく思います。1試合でも多く勝って、翔大スマイルを見せてほしい」とエールを送る。

 

写真=出場を喜ぶ母・美香さんと翔大選手、父・一之さん

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