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両丹日日新聞2019年2月 6日のニュース

卓球で憩いの場、外出の機会づくり つつじが丘のお年寄りたち

卓球で笑顔 京都府福知山市つつじが丘の第二集会所で、お年寄りたちが和気あいあいと卓球を楽しんでいる。ストレス発散、健康維持、リハビリなどを目的に週3日開いており、参加者たちの憩いの場となっている。

 発起人は地元の田野島みちゑさん(74)。4年前、ふくちライフ体操を広めたいと、ふれあいの場を開催したのが始まり。コーヒーを飲みながらおしゃべりするだけの時もあったが、気分転換になればと、昨年7月から卓球をして交流を深めている。

 つつじが丘自治会(斉藤暁自治会長)に協力を依頼して全世帯に周知し、参加者を募った。毎週月、水、金曜日の午前9時30分から11時30分までと午後1時から3時まで。当初は5人ほどの参加だったが、今では60代から80代の10人余りが参加している。

 卓球台は、1982年に市社会福祉協議会から寄贈されたものを使っている。

 ラケットの握り方も知らない人がいたが、今ではすっかり上達した。空振りや珍プレーが飛び出すと、「何しとんや」と手をたたいて大声で笑い、鋭い返しなどの好プレーには「うまい」とたたえ合うなど、絶えず笑顔があふれる。

 また休憩中には、手作りのお菓子を食べて世間話を楽しむ。

 当初から参加しているという、身体に障害がある女性(75)は「ここに来ると元気になります。私が参加するとみんなに迷惑がかかると思うけれど、受け入れてもらっているので感謝しています。こういったふれあいがあると、夫も天国から安心して見てくれていると思います」と喜ぶ。

 田野島さんは「高齢者は家でテレビを見るなど引きごもりがちですが、ここに来たら、みんなと会えて生活に張りができます。卓球をしていると病気が逃げていくし、ふれあいの場があるおかげで、みんな元気になっています」とほほ笑む。


写真=卓球で笑顔があふれる

    

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