各地の社寺で、厄をはらい福を迎える節分の行事が3日にあり、参拝者らが豆まきなどをして一年の息災を祈った。
鬼伝説の山・大江山のふもと、大江町内宮の元伊勢内宮皇大神社(大林八十彦宮司)では、節分祭での三鬼打ち神事があった。3匹の鬼たちに豆を投げつけ、福を呼んだ。
約300人が参拝。境内で禰宜の田中眞澄さん(61)が「三鬼をはらって天下太平なり」などと口上を唱えたあと、大江高校生たちが扮する「病鬼」「陰鬼」「貧鬼」が暴れ出し、参拝者たちが「鬼は外、福は内」と言いながら豆を投げた。
3匹の鬼たちは金棒を振り回し、参拝者を威嚇していたが、豆つぶてにたじろぎ、やがて拝殿へと追いやられた。
おはらいを受けた鬼たちは、お多福の面を付けた「元気」「陽気」「富貴」に変身。子どもたちと一緒に写真を撮るなどして仲良くなった。
南羽合の大槻勇人さん(33)は「家の中に福だけが入ってくるよう、また家族全員が健康で暮らせるように願ってまきました」と話していた。
写真=参拝者が投げる豆にたじろぐ鬼たち(内宮神社)
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