WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

両丹日日新聞2019年2月 1日のニュース

大本教開祖生誕の地に保存施設完成

完成した厳の郷 京都府福知山市上紺屋町出身で新宗教「大本」を開いた出口なお(1837~1918年)の生誕地を保存する施設「厳の郷」が完成した。信徒向けの内覧会が3日に開かれる。

 出口開祖は、父親が大工だった桐村家の長女として誕生。17歳の時に綾部市に住む叔母、出口ゆりの養女となった。1892年に同市で開教し、出口王仁三郎教祖と布教活動を始めた。将来の世界の予言を書き記した「御筆先」は大本の教典となっている。

 厳の郷の整備事業は、宗教法人大本(出口紅教主)が2012年から始めた開教120年記念事業の一つで、生誕地周辺の土地と建物の買収を進め、昨年1月に全ての取得が完了。6月から工事に入っていた。

 施設の敷地は約860平方メートル。大正時代に別の人によって建て替えられた古い家屋は壊し、出口開祖の産湯に使われた井戸を保存し、上屋を建てた。また休憩所、トイレを設け、外構も整えた。このほか綾部市内の大本・梅松苑の御神体山・本宮山の実生松1本を植えた。

 大本は「聖地の一つとして、多くの信徒が集える場所ができ喜んでいます」と話している。


写真=完成した厳の郷

    

[PR]


株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ