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両丹日日新聞2019年2月 1日のニュース

大江の内水被害の対策を 市が新年度から具体化

7月豪雨で浸水する河守地区 京都府福知山市は、昨年の7月豪雨など2年連続で大規模内水被害に見舞われた大江町公庄-河守間をモデル地区に、被害軽減対策に乗り出す。現在、現地調査などをして浸水メカニズムの解析を進めている。国、府など関係機関に働きかけながら、19年度から対策の具体化へと動く。

 由良川左岸、大江町の中心部となる河守地区などは、17年の台風21号、18年の7月豪雨と立て続けに内水被害が発生している。

 公庄-河守間の由良川左岸堤防には本川につながる支流の樋門が4つある。市の調査で、樋門を閉じた時に出る内水の流れが複雑に絡み合って浸水被害につながっていることが分かった。

 谷河川樋門(公庄)など上流部の樋門からは、堤防と鉄道線路の土手との間が水路になって下流へと流れ込み、最下流の公手川樋門(河守)からは逆流する形で、蓼原、河守の住宅地に水が集まってくる構造だ。

 ただし、気象条件などで状況が変わることも想定され、今後さらに詳細に浸水メカニズムを解析して、排水系統の見直しや水路整備など効果的な対策の検討につなげる。

 伊東尚規副市長は「当該地区は市民病院大江分院があり、新たなスーパーの出店計画もある市民生活の重要地区だと考えている。国、府の協力もいただいて対策を進めたい」と話す。

 国、府と福知山など府北部4市などでつくる由良川大規模内水対策部会の第2回会合が、31日に東羽合の市消防防災センターであり、市が取り組み内容を報告して、国、府など関係機関に協力を求めた。


写真=7月豪雨で浸水する河守地区(提供写真)

    

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