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両丹日日新聞2019年2月 1日のニュース

不自由な手で彫刻、作品増え店を開くまでに

塩見さん夫妻<br />
 事故で重い障害を負いながらも彫刻作品や手芸品などを作り続けている京都府福知山市猪崎の塩見昭夫さんが、妻の美代子さんと一緒に自宅で作品の展示販売をする「手作りの店」を2月1日にオープンする。「自由に鑑賞して、楽しい時間を過ごしてもらえたら」と思いを込める。

■リハビリにと始めた猪崎の塩見さん■

 昭夫さんは鳥やひょうたんの彫刻、竹を使った作品を手掛ける。制作活動は、1996年に事故で頸椎に損傷を負い、右手などが思うように動かせなくなったことから、リハビリを兼ねて我流で始めた。

 生きているかのような鳥の彫刻は、1本の小刀を巧みに操ってホオノキを削り、絵の具で色付けして仕上げる。インコやスズメ、エナガなどさまざまな種類を、数えきれないほど作ってきたという。また、美代子さんは、吊るし雛や洋服、バッグ、ポーチといった布作品などを手掛けている。

 手作りの店は自宅の一室に設け、300点以上を展示。夫妻は「会話も楽しんでもらって、憩いの場になればうれしいです」と話す。

 時間は午前10時から午後5時まで。休みは、原則毎週火曜、木曜、日曜日。


写真=手作りの力作と塩見さん夫妻

    

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