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両丹日日新聞2019年1月29日のニュース

佐賀小、統合へ要望書 児童数減り苦渋の決断

学校統合 京都府福知山市佐賀地区の地域代表者らは28日、私市にある佐賀小学校(児童数25人)の学校統合に関する要望書を大橋一夫市長と端野学教育長に提出した。2020年4月に、校区が隣接する石原の遷喬小学校(同311人)へ統合することを求めた。

 佐賀小学校は児童の減少が続き、19年度以降は複式学級が2学級設置になり、さらに21年度には児童数が17人(14世帯)となる見込み。このような中で、より良い教育環境で子どもたちを学ばせたいと、昨年10月に臨時PTA総会で学校統合を進めることを決議した。

 昨年11月には、佐賀地区連合自治会に、統合に向けて協議する組織の設立を要望。これを受けて今年1月8日、自治会やPTAなどの代表らでつくる佐賀小学校統合準備委員会(松本卓治委員長、22人)を発足させた。

 28日は、同準備委員会の6人が市役所を訪れ、大橋市長らに要望書を手渡した。要望書には、統合推進のほか、スクールバスの運行や学校跡地の有効活用などの内容も記載している。

 松本委員長は「PTA、地域の人の意見をまとめて2020年の統合を目標に考えています。佐賀地区は小さき花幼稚園も無くなり、寂しいですが、学校教育のことを考えれば、そんなことは言っていられない。ご協力をお願いしたい」と大橋市長に伝えた。

 大橋市長は「協議の上で苦渋のところもあったと思います。いただいた要望内容を見て、学校統合に向けてスケジュール作りを協議していきたい。佐賀地区の子どもたちの教育改善を図れるように、市教委を中心に準備を進めていきたい」と話した。

■三和町と大江町で小中一貫の計画進む■

 市内での学校統合は、三和町と大江町で計画が進められている。三和町は、細見小、菟原小、三和中学校を統合し、小中一貫校として今年4月に開校する予定。大江町では美河、美鈴、有仁の3小学校と大江中を統合し、小中一貫校として21年春に開校する予定となっている。


写真=学校統合の要望書を大橋市長(右)に手渡す松本委員長

    

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