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両丹日日新聞2019年1月23日のニュース

福知山球場はSECカーボンスタジアムに 府北部初のネーミングライツ

 京都府福知山市和久市町にある福知山球場の愛称が「福知山SECカーボンスタジアム」に決まった。公共施設の愛称命名権を与える代わりに、その対価を支払ってもらうネーミングライツ制度を府北部で初めて導入し、市がパートナー企業を募集していた。22日にSECカーボン株式会社(本社・兵庫県尼崎市)と契約し、4月1日から適用される。

 ネーミングライツ制度の導入により、市は命名権料を施設の維持管理などに活用でき、財政の健全化を進めることができる。企業側も、自社のPRや地域貢献につながるなどメリットがある。

 昨年11月5日から12月4日まで募集し、手を挙げたのは1社だった。命名権料は100万円以上としていたが、SECカーボンが提示した年額200万円で契約。愛称が使用できる期間は、5年間となっている。
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 炭素製品メーカーのSECカーボンは、長田野工業団地に京都工場があり、「社会福祉の発展に寄与する」を経営理念に掲げる。環境ボランティア活動のほか、近隣自治会との交流として敷地内でグラウンドゴルフ大会を開くなどして、地域貢献してきた。

 また社会人野球に力を入れており、従業員でつくる軟式野球部は2014、15年に天皇賜杯全日本大会で連続優勝するなど、全国有数の強豪チームとして知られる。

 市役所で開かれた契約の調印式で、中島耕社長は「野球部が活動できているのは、市や市野球協会など、みなさんの協力のおかげ。この契約が、その恩返しになればうれしい。部員による少年野球教室、清掃活動なども企画したい」と伝えた。

 調印式には、中島社長と大橋一夫市長のほか、同社から田畑洋・京都工場長、市体育協会の福間誠一副会長らが出席。契約書を交わし、愛称の書かれたプレートを持って、全員で記念撮影もした。


写真=愛称が書かれたプレートを持つ中島社長(左)と大橋市長
写真=SECカーボンがネーミングライツ契約した福知山球場

    

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