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両丹日日新聞2019年1月22日のニュース

お昼はフランス料理 給食週間にミシュランシェフが考案

 京都府福知山市立小中学校の全校で21日、ミシュラン1つ星レストラン「ラ・フィネス」(東京都港区)のオーナーシェフ・杉本敬三さん(39)の考案した給食が提供された。学校給食週間(24日~30日)にちなんだ取り組みで、子どもたちが本格的なフランス料理を楽しんだ。

 杉本さんは昭和小学校、南陵中学校、福知山高校を経て、東京都の調理師専門学校で学び、フランスで12年間修業。帰国後32歳でフランス料理店「ラ・フィネス」をオープンさせた。昨年6月、市のドッコイセ大使に任命されたことをきっかけに、今回の取り組みが実現した。

 料理は粒マスタード、ガーリック、パセリなどで作ったソースを鶏肉に乗せて焼いた「鶏肉のプロヴァンス風」、野菜をたっぷり入れ、コンソメなどで味をつけた「スープ・ペイザンヌ」の2品。市学校給食センターで決められた調理方法、料金設定で出来るものにした。

 これに合わせて栄養教諭が考えた「キャロットピラフ」「ラ・フランスゼリー」、牛乳がこの日の献立になった。

 中坂町の成仁小学校(植野恵子校長)には杉本さんが来校。5年生56人に、小学3年の時に料理人を志したことや、フランス料理などについて話し、「料理には調理をする人、材料を作る人ら、いろんな人が関わってくれています。きょうはそのことをちょっと意識して食べてみて」と伝えた。

 このあと、杉本さん、大橋一夫市長、給食センターの外賀眞二所長、教育委員らが5年生の2クラスに分かれ、児童と一緒に給食を食べた。

 1組の野原嘉乃さんは「フランス料理は砂糖を使わないことを知って面白かったです。具だくさんのスープがとってもおいしい」と味わっていた。

 給食センターでは、21日から25日までを特別献立にしている。ドイツ、地中海料理なども取り入れたメニューで、最終の25日には福知山産の黒豆、ミズナ、ダイコンを使った和食を予定している。今後も、杉本さんから協力を得てメニュー作りをしていくとしている。


写真=杉本さんと児童が一緒に給食を味わった(成仁小学校5年1組)

    

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