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両丹日日新聞2019年1月20日のニュース

福知山の災害復旧支援に、ふるさと納税1300万 返礼品ナシで

豪雨で倒壊した民家 京都府福知山市は、昨年の7月豪雨災害の復旧支援のため、ふるさと納税ポータルサイトで募っていた寄付金の受け付けを終了した。半年ほどで、全国から総額1300万円以上が集まった。市の災害復旧、復興事業に活用される。

 7月豪雨で福知山は、河川の氾濫による冠水や土砂崩落、家屋の倒壊や一部損壊、床上・床下浸水、土砂流入による住家被害のほか、農地の冠水なども多数発生し、甚大な被害を受けた。

 このため、災害からの復旧、復興に向けて広く善意を募ろうと、ふるさと納税制度を活用した寄付に取り組むことにした。昨年7月8日から「さとふる」で、その翌日から「ふるさとチョイス」で受け付けを始めた。

 さとふるは1月11日、ふるさとチョイスは昨年12月31日に受け付けを終了。通常のふるさと納税と異なり、返礼品がないのにもかかわらず、合計で1192件1310万1395円が寄せられた。

 ふるさとチョイスのホームページには、「度重なる水害で、疲弊なさっていると思います。遊びに行った際は、元気な福知山を見たいです」「生まれ育った故郷福知山。がんばっているのは十分承知しています。ご無理なさらないで」「災害に負けないで」など、多くの応援メッセージも書き込まれた。

 大橋一夫市長は「福知山を心配し、応援してくださる方が、全国にたくさんいらっしゃることを、改めて実感しました。支援いただいた方々の厚意に、心より感謝申し上げます」と話している。


写真=7月豪雨で倒壊した石本の民家。集まった寄付は災害復旧に役立てられる

    

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