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両丹日日新聞2019年1月15日のニュース

5カ国の人が思い思いに書き初め 福知山の日本語教室

自分の好きな文字を書き初めに 京都府福知山市堀口の人権ふれあいセンター堀会館で、市内の外国人を対象にした書き初め教室が開かれた。ふくちやま日本語教室(菅原俊雄代表)が、日本の文化を紹介しようと初めて企画。13日に5カ国の20人が参加し、和気あいあいとした雰囲気のなか、筆を持って半紙に向かった。

 日本語教室は2016年4月に開設。毎週日曜日に、堀会館で企業実習生の外国人らを中心に日本語を教えている。書き初め教室にはベトナム、中国、ジャマイカ、インド、韓国の人が参加した。

 初めに、講師の谷翔平さん(29)が書き初めについて紹介。「新年初めての書のことを言い、今年の目標などを書きます。また、事始めにこれをすると上達が早くて長続きするとの言い伝えもあります」と話した。

 このあと、参加した人たちは筆、墨、すずりの使い方などを聞き、「元気」「勝」「父母」「幸」「家族」といった、自分の好きな文字を練習し、清書して持ち帰った。

■成美高校の留学生も参加■

 近くの福知山成美高校へ昨年8月から約半年の留学で訪れているリムシャ・カーンさん(16)=インド=、チャンベトヤ・バオ君(17)=ベトナム=、都珉洙君(16)=韓国=も参加し、書き初めを体験した。

 3人は、国の「アジア高校生架け橋プロジェクト」で留学している。リムシャさんとバオ君は「漢字はあまり知らないので、難しかったけれど、みんなで出来て楽しかった」と話し、珉洙君は「韓国も筆で漢字を書きますが、書き初めは名前を書く位置や字体など違うところがあって面白いです。日韓の友好を祈って書きました」と笑顔を見せていた。


写真=留学生や実習生らが自分の好きな文字を書き初めにした

    

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