京都府福知山市消防本部（鈴木秀三消防長）は、古くなった照明器具からの発煙、発熱に気を付けるよう呼びかけている。昨年1年間に、市内で2件の事故が発生しており、いずれも火災につながりかねない状況だったという。

　蛍光灯などを差し込む土台（基台）部分の内部劣化が原因。内部の電線を覆う絶縁体が劣化し、はがれて電気が漏れるなどして事故につながる。

　市消防本部は、最近故障が増えている▽蛍光灯の交換回数が多くなっている▽焦げ臭いにおいがする▽掃除しても汚れがとれない▽ソケットが変色している－といった場合は、照明器具の交換を勧めている。また「照明器具は耐用年数に限りがあるにもかかわらず、案外見過ごされているのが現状です。10年を過ぎた器具は外観で判断できない劣化が進んでおり、注意してほしい」としている。


写真＝古い照明器具から発熱事故が発生している（写真はイメージ）