京都府福知山市水内、福知山成美高校女子硬式野球部3年の黒長桃可投手(18)=兵庫県尼崎市出身=が、日本女子プロ野球リーグへの入団を決めた。成美からのプロ入りは5年連続7人目。「投手と外野手の二刀流で活躍したい。1年目からレギュラーを取り、みんなから頼られる選手になりたい」と飛躍を誓っている。
右投げ右打ちで身長163センチ。最速115キロのストレートと低めに集めるスライダーで三振の取れるピッチャーとして期待される。打者としては、思いきりのよい豪快な打撃が魅力で、出塁率も高い。
小学2年生のころ、兄の影響を受けて野球を始め、5年生から投手になった。中学は硬式の尼崎ボーイズで男子に交ざり、技術を磨いた。高校は、高い志を持って強豪校の成美に進学した。
高校1年の夏からベンチ入りした逸材。冬にはレギュラーを取った。2年生の初めごろは伸び悩み、先発を外れることもあったが、ひたむきに努力を積み重ね、夏の全国大会では再びレギュラーに返り咲いた。
最終学年では、春の全国選抜大会で8強入りに貢献。6月には、全日本女子野球連盟U-18強化プログラム選手(20人)の一員に選ばれ、オーストラリア遠征を経験。夏は成美のエースナンバーを背負い、4番を務めた。
「小学生の時からの夢をかなえられてうれしい。成美では最後まで諦めないことと、周りへの気遣いを学びました。プロに入ってすごい選手と戦えるのが楽しみ」と笑顔を見せる。
憧れの選手は、成美の2つ上の先輩で、プロとして活躍する森若菜投手(愛知ディオーネ)。「森先輩と大舞台で投げ合いたい」と、晴れ舞台での再会を楽しみに、プロのキャリアをスタートさせる。
写真=プロ入りする福知山成美高校女子硬式野球部の黒長投手
[PR]
株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232
著作権
このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。