京都府福知山市大江町の住民有志がこのほど、大江の魅力をPRする地域情報誌「おおえのえのぐ」を発行した。地元で活躍する人や地域のスポットを紹介。住民同士の絆を強めるきっかけになれば-と願っている。10日に町内に全戸配布する。今後は年3回程度の発行をめざす。
地域づくりを進める住民を支援する府の嘱託職員「まちの公共員」の濱伸洋さん(43)=大江町北原=が、大江のことを知るきっかけをつくり、住民たちが助け合って暮らせる地域にしようと、情報誌の製作を計画。町内で編集スタッフを募り、昨春からメンバー9人で発行に向けての活動をスタートさせた。
メンバーは30代から60代までの農家や教師、自営業者らさまざま。月1回集まって、情報誌作りを進めてきた。
創刊号はB5判、14㌻。移動販売車で食料品などを売る男性の仕事ぶりを通じて、大江の買い物事情を知らせる欄や、地区の民生児童委員、市社協大江支所職員をインタビュー形式で紹介するコーナーもある。
北原地区に残された昔話、大江に移住した人たちの日常を犬目線で語るページなどもある。
製作にかかわる費用は府の予算をあてた。全部で2500部発行。市役所や大江支所、市立図書館大江分館などにも置く予定にしている。
メンバーの岡野和樹さん(67)=同町金屋=は「人の笑顔がたくさん見られる冊子に仕上がりました。これからも出し続けていきたい」という。
濱さんは「多くの人たちに読んでもらえるような楽しい紙面づくりを心掛けていきたい」と話している。
写真=出来上がった情報誌を満足そうに見る編集メンバーたち
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