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両丹日日新聞2018年1月11日のニュース

再三計画変更の末に市有地売却 国道9号沿いの5千平米

三和町の空き地 京都府福知山市は、三和町千束の国道9号沿いにある市有の空き地を、民間事業者に売却する方針を固め、10日の市議会全議員協議会で報告した。旧町時代に整備され、さまざまな用途が検討されながらも、再三にわたって白紙になってきた土地。特産品直売所を併設した複合施設としての利用を想定しており、ようやく本格的な活用に向けて一歩を踏み出す。

 当初は、近くに町役場を整備するにあたり、旧町がふるさとセンター建設予定地として、約5千平方メートルの土地を整備した。その後、アネックス京都三和(京都府北部中核工業団地)の交流センター建設に使用目的が変更されたが、思うように工業団地の企業誘致が進まず、建設されなかった。

 2006年の市町合併時には、三和町と福知山市の合意で、学校給食センターを建設することになったものの、配送効率などの面から見直され、最終的に給食センターは旧市の問屋町に建てられた。

 このため、長年にわたって土地が宙に浮いた状態を何とかしようと、地元住民らで組織した検討委員会で活用方法を検討。その結果、道の駅のような直売所を建設する方向性が固まった。

 引き続き構想を具体化するため、丹波みわ活性化協議会が組織され、13、14年度には基本設計の予算がついた。しかし、またしても「適正な規模などを考え直す必要がある」とし、急ブレーキがかかった。

 それでも、協議会は「構想を実現したい」と、集客見込みや採算性を検証する目的で、この空き地などで毎月3回、市内の農家らが野菜や加工品を並べる「夕焼け×マーケット」を開いてきた。

 そんな中、民間事業者からの土地購入に関する問い合わせが年に数件あり、市のひっ迫する財政状況も考慮し、土地を売却する案が浮上。地元特産品直売所を併設したレストラン、商業施設の建設を想定し、プロポーザル方式の入札を行う方針に決めた。

 市役所三和支所では、これまでに町内の自治会長、協議会メンバーに売却案について説明。おおむね了解を得たことから、4月か5月に公募を始め、事業者を選定。買い入れの希望が無い場合は、貸し付けも対象とする。

 協議会の三崎要会長(45)は「土地利用の動きがあったことはうれしい。直売所部分の運営を、どの程度任せてもらえるのかなど、相談する必要はありますが、施設が地元農産物のPRや地域活性化、新規就農者の増加につながれば」と期待している。


写真=売却の方針が固まった三和町の空き地

    

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