元フットサル日本代表選手らが講師を務めるフットサル教室が、京都府福知山市土の福知山フットボールフィールドで30日に行われた。福知山、綾部、舞鶴各市の小学生10チームから計約100人が参加し、上達するポイントなどを教わった。

　日本フットサル振興会主催。同フィールドを運営する株式会社エフスリーなど共催。
　訪れたのは、綾部市出身でイタリアでもプレーした元フットサル日本代表の相根澄さん（44）や元日本代表の主将を務めた藤井健太さん（41）ら6人。エフスリーの寺岡崇博さん（43）が相根さんと中・高校の先輩後輩という関係で、今回話が進み福知山市で初めて開催された。
　子どもたちは藤井さんらから、ボールタッチやボール回しなどの技術面と「120％真剣に取り組むこと」「自分から行動すること」など練習での大切な姿勢を教わった。またミニゲームもして交流を深めた。
　最後に、藤井さんは「みんなのチャンスはどのタイミングでくるか分からない。そのチャンスを逃さないように準備することや、今できることをしっかりやることを、まずは続けること」と夢を叶えるための心の持ちようを伝えた。
　教室のほかにも、市内のＦ３フットサルクラブと元フットサル日本代表らの試合や12歳以下の大会、13歳以上の男女ミックス大会などが催され、大勢の人が競技に触れた。
　参加した大正サッカークラブの藤本珊胡主将（大正小6年）は「サッカーがうまくなるためには、細かいチャンスをしっかり見つけて練習することがこの先につながると教えてもらった。手加減していたが、プロ選手の技術はすごかった」と笑顔を見せた。

写真＝藤井さん（中央）の指導を受ける子どもたち