旧京都短大の関係者が「地域に役立つことをしていこう」と設立したＮＰＯ法人ひゅうまんネット北きんき（桐村ます美代表）が、初の事業として19日、京都府福知山市西小谷ケ丘の旧京都短期大学（旧成美大学短期大学部）でクリスマス料理講習会を開いた。

　ひゅうまんネットは10月に京都府からＮＰＯの認可を受けたばかり。今年3月に閉校した短大の元教員らの知識を生かし、食育ボランティア授業や世代・テーマ別の料理教室などの取り組みをする予定にしている。

　初の事業は、季節に合ったことを年内に実施しようと、クリスマスにちなんだ5品の料理を作り試食する講習会に取り組んだ。

　参加者は女性約20人で、桐村代表から家庭でも簡単にできるカナッペ3種とコーンクリームスープ、鶏もも肉のソテー、ティラミス、フルーツパンチの作り方を教わった。

　調理に入る前に、ポイントや所要時間などの説明を受け、6人1組となり、広い調理場を使って作業を始めた。

　少し手間のかかる鶏もも肉のさばき方などは、桐村代表から手本を見せてもらい、各自で挑戦。和気あいあいとした雰囲気の中で、普段の調理に生かせるやり方を学んだ。


写真＝参加者を前に手本を見せる桐村代表