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両丹日日新聞2017年12月18日のニュース

大江でも小中一貫校要望 3小学校と1中学校を統合

まちづくり振興大会 京都府福知山市大江町の住民たちで学校統合をめざす「明日の大江の学校を考える会」(杉之下與志彦会長)は、町内の美河、美鈴、有仁3小学校を統合し、大江中学校と一緒にする小中一貫校の設置を市に要望することを正式に決めた。22日に要望書を市長と市教育長に渡す。平成の大合併で福知山市に合併した旧3町では、夜久野で一足早く小中一貫校が整備され開校。三和でも2019年4月に小中一貫校が開校する。

 考える会によると児童数が減っている3小学校のうち、現在複式学級となっている美鈴では2020年に複々式学級になると予測。少子化が進む中、市教委は昨年、「市立学校教育改革推進プログラム後期計画」を公表し、大江地域の3小学校と1中学校は、小中一貫校としての設立をめざす考えを示した。

 この計画に対して、町内の4小中学校のPTAと、げん鬼保育園の保護者会が大江ブロック学校統合協議会(会長・荒木秀幸有仁小PTA会長)を結成し、小中一貫校での学校統合を推進していく方針を決定。今年6、7月の大江地域自治会長会主催の統合に関する住民説明会を経て、8月には統合協議会や自治会長会、大江まちづくり住民協議会などのメンバー20人で「考える会」を設立した。

 その後考える会では統合について協議。小中一貫校の設置を求める意見が多く、市へ要望する方針を決めた。

 要望の内容は17日に大江町総合会館で開かれたまちづくり振興大会「みんなで考えよう大江のまちづくり」(大江まちづくり住民協議会主催)で発表。大江中学校周辺を整備し、2020年4月に小中学生両方の学びを支える施設開設を望んでいる。閉校後の跡地については、地元自治会と協議して活用方法を考える。

 今後は市教委とともに設立準備委員会を立ち上げ、学校の教育目標やスクールバスの活用などを話し合っていく。

 杉之下会長(80)は「多くの児童、生徒が学び合い、それぞれの希望がかなう学校になるよう、市教委と協議を重ねたい」と話している。


写真=まちづくり振興大会で小中一貫校への要望の内容などを発表

    

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