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両丹日日新聞2017年12月18日のニュース

台風被害乗り越え戸田で朝市再開

直売所「楽菜」 10月の台風21号の影響を受け、朝市を休止していた京都府福知山市の農事組合法人遷喬ふぁーむ(杉山元明代表理事)は17日、約2カ月ぶりに戸田の直売所「楽菜」で野菜の販売をした。ぜんざいなどをふるまう感謝祭も同時に催し、訪れた多くの人たちと一緒に再開を祝った。

 遷喬ふぁーむは、米や野菜を作り、直売所で毎週土曜と日曜に販売しているが、台風の影響で畑が冠水し、葉ものを中心に野菜の約7割が被害を受けた。再開した市では被害を免れたゴボウなどの根菜のほか、地区外からの協力を得てハクサイなどの葉ものもそろえた。

 再開を待ち望んでいた多くの人たちが朝早くから訪れ、開始早々に品薄となった。感謝祭では、地元産の小豆と約30キロのもち米を使い、6回に分けて餅つき大会。子どもたちも楽しみ、ついた餅はぜんざいにして振る舞った。

 このほか、ポン菓子のサービスやギンナンなどの大売り出しもあり、会場はにぎやかな声であふれた。

 年内は、23、24両日が通常営業で、29日に臨時営業。30日、31日は休業する。年明けは、1月13日から営業開始する。

 杉山代表理事(71)は「再開を待っていただいたお客さんの期待に応えられてほっとした。野菜作りをする側も、買ってもらえると励みになる。がんばって作ったかいがある」と話している。


写真=再開されにぎわう直売所

    

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