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両丹日日新聞2017年12月16日のニュース

若い才能伸ばす佐藤太清公募展 大賞絵画4点

「That reminds me.」 高校生・大学生を中心に全国から絵画作品を京都府福知山市が一般公募する「第17回福知山市佐藤太清賞公募美術展」の入賞入選作が決まった。絵画と日本画の両部があり、絵画では福知山関連の入選作が2点あった。市、市佐藤太清記念美術館主催、両丹日日新聞社など後援。

 福知山で生まれ育ち、花鳥画と風景画を融合させた「花鳥風景」の世界を確立し、日展理事長の重責を担い文化勲章を受けた佐藤画伯。後進の育成などにも心を注ぎ、第一線で活躍する日本画家を多く送り出してきた。この功績をたたえ、芸術文化を担う若手の人材育成を目的に実施している。

 今年は7月10日から9月30日まで募り、絵画に98点、日本画に61点が集まった。この中から東京芸術大学名誉教授で洋画家の絹谷幸二さんらが審査し、佐藤太清賞4点、特選12点など、入賞入選69点(絵画40点、日本画29点)を決めた。今回は、入選に相当する市制施行80周年記念賞も設けた。

 佐藤太清賞には絵画3点、日本画1点が選ばれ、絵画は本間由佳さん(20)=神奈川県=の「繋−見えない糸−」▽澤本美優さん(18)=和歌山県=の「靴−青い空」▽浅野琴さん(17)=東京都=の「血管」が選ばれた。日本画は高橋諒さん(26)=山形県=の「That reminds me.」が選ばれた。
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 福知山関連では、絵画で福知山高校卒業生で武蔵野美術大学2年の梶村帆香さん(20)=東京都=が4回目の入選をし、福知山高校3年の田野島菜々子さん(18)=福知山市=は初入選した。

■厚生会館皮切りに全国を巡回■

 入賞入選作の巡回展は、23日から1月14日まで内記一丁目の市佐藤太清記念美術館で行い、1月19日から21日まで中ノの市厚生会館で開く。このあと横浜、東京、名古屋、京都の各会場を回る。

 表彰式は、1月20日午後1時から市厚生会館で行う。


写真=上から順に高橋さん「That reminds me.」、本間さん「繋−見えない糸−」、澤本さん「靴−青い空」、浅野さん「血管」

    

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