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両丹日日新聞2017年12月14日のニュース

地域の人が放課後に学習支援 桃映中で週2回

地域未来塾 京都府福知山市北小谷ケ丘の桃映中学校(一ノ瀬明美校長、213人)で開かれている「地域未来塾」が、このほど文部科学大臣表彰を受けた。同校では、地域と一丸となり、生徒の学びを助ける未来塾を放課後に開いており、その取り組みが評価された。

 未来塾は国が進める事業で、生徒一人ひとりの状況に合わせた学習支援をめざす。市教委が市内のモデル事業として2015年度から、同校、地域と協力して始めた。3年生の希望者を対象に、進路実現へ向けて基礎学習の確認などに取り組んでいる。

 毎年、希望者を募って9月から2月までの水、金曜日に放課後の1時間を利用して開く。地域の大学生、元高校教諭、民生児童委員らが学習支援員として塾を支えており、今年は有志12人が登録。3年生79人のうち希望した18人に数学、英語を教えている 勉強以外の相談や雑談なども自然と飛び交い、生徒と一緒に過ごす時間を大切にしている。

 13日は生徒16人、支援員10人が参加。生徒は専用の問題集を受け取り、個別に学習した。時間が経つうちに、友だちと問題を教え合ったり、地域の人と会話を交わすなど和やかな雰囲気が広がった。

 当初から支援員をする元高校教師の佐藤昌良さん(76)=本堀=は、「授業で疲れている生徒もおり、雑談などで息を抜きながら勉強できるようにしています。生徒が『わかった!』と笑顔になるときがうれしいですね」と目を細める。

 参加する生徒は「いろんな事が学べるので、参加してよかったです」「地域の人とコミュニケーションが取れて楽しい」「苦手なところが分かるようになるので、最後まで頑張りたい」と話す。


写真=地域の人が生徒の学びをサポートする

    

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