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両丹日日新聞2017年12月13日のニュース

踏切事故を想定 JRと警察、消防が合同訓練

負傷者らを救出する訓練 踏切での列車事故を想定したJR西日本福知山支社と福知山署、福知山消防署による事故対応合同訓練が、京都府福知山市半田、JR福知山電車区内の実設訓練センターで11日にあった。それぞれの職員が連携して救出、救護活動を行い、万が一に備えた。

 2005年に兵庫県尼崎市で起きた福知山線脱線事故を教訓に、福知山支社が各機関に呼びかけ、翌年から毎年実施している。今年の訓練には3機関から計約80人が参加した。

 山陰線石原−福知山の踏切で、4両編成の上り普通列車(乗客20人)が、立ち往生していた自動車に衝突。乗客ら多数が負傷したという想定で行った。

 訓練専用線に置かれた車に、実際に列車が時速15キロで衝突し緊急停車。すぐに乗務員から運輸指令を中継して警察、消防へ連絡した。

 しばらくすると緊急車両が次々と到着。消防署のレスキュー隊はエアジャッキなどを使って、列車に挟まれた自動車の運転手らを救出した。一方で救護班が列車に非常用のはしごをかけて、負傷した乗客を列車内から運び出した。

 車内と屋外では治療や救急搬送の優先順位を決めるトリアージの訓練もあり、応急手当てをして搬送した。

 福知山支社の田中達也支社長は「お客様の救出、救護訓練は関係機関と連携を取りながらスムーズにできました。今後も練度を高めていきたい」と気を引き締めていた。


写真=緊迫した状況のなか、負傷者を救出する訓練などが行われた

    

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