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両丹日日新聞2017年12月12日のニュース

新そば、待ってました 感謝の祭りに大勢の人

新そば祭り そば作りで地域活性化に取り組む京都府福知山市の上豊富そばえぼし会(大槻勝彦会長)の「新そば祭り」が10日、畑中の農村婦人の家で開かれた。訪れた人たちは香り豊かな地元産の二八そばを味わった。

 会は、そば作りで遊休農地の活用と高齢化が進む地域を元気にと結成して17年になる。会員は24人。年齢は30代〜80代と幅広く、地区外の人も半数近くいる。そばの栽培や普及活動に努め、毎月の例会では手打ちの練習をして腕を磨く。

 新そば祭りは、会主催の一大イベントで、日ごろ世話になっている地元への感謝とおいしいそばを多くの人に味わってほしいと開いている。しかし、今年は種まき時期や生育期に雨が続いたことが響き、収量は例年に比べると大幅に減り、祭りの開催も危ぶまれた。それでも「楽しみにしてくれている人たちがいる」と、この秋に刈り取ったそば粉をかき集めた。

 祭り当日は、開始直後から満席になり、新そばとおにぎりのセットが飛ぶように売れた。加工品のソバかりんとうとソバクッキー、手作りこんにゃくも人気を集めた。

 一番乗りした大池坂町の新居田民子さん(71)と本堀の横山初美さん(72)は「早く来ないとなくなると聞いたので」と顔を見合わせて笑い、運ばれてきたそばをすすり、「香りがよく、そばの甘み、麺のコシもあって満足です」とうなずいた。

 大槻会長(71)は「おいしいと言ってもらえるのが何よりですね」と目を細めていた。


写真=新そば待ってました!

    

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