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両丹日日新聞2017年12月 2日のニュース

鉄道生かし地域振興を JRと大学が連携協定

 京都府福知山市西小谷ケ丘の公立大学法人福知山公立大学(井口和起理事長)とJR西日本福知山支社(田中達也支社長)は、鉄道を生かした地域振興と地域人材育成を促進する連携・協力の協定を締結した。昨年春に開学した公立大側は、地域特産品の魅力発信などで学生の教育機会につなげ、地域との共生に取り組むJR側は、若者ならではの感性や視点に期待している。

 昨年11月、豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス・瑞風」が立ち寄る山陰線の城崎温泉駅がリニューアルオープンした。このとき、公立大はJRの依頼を受け、地域協働型教育研究の一環として、同駅構内の新店舗近くで流す地域特産品PR映像のシナリオを作成した。こうした経緯があり、両者が連携・協力の協定締結をすることになった。

 締結式は1日に駅前町のJR西日本福知山支社であり、公立大側から井口理事長、富野暉一郎副学長、JR側から田中支社長、白石和範地域連携推進室長が出席。署名した協定書を交わし、相互協力することを誓い合った。

 井口理事長は、地方都市では置かれることが珍しい国鉄福知山鉄道管理局(福知山支社の前身)が福知山市にあったことに触れ、「管理局が置かれていたことは福知山にとって誇りです。鉄道を教育に使わない手はない。公立大が鉄道活性化に協力し、この誇りを輝かせたい」とあいさつ。

 田中支社長は「公立大とはこれまでから連携し、地域特産品の魅力発信に取り組んでいただいた。今後は地域人材育成、鉄道活性化などの分野でも連携を深めることになり、期待している」と語った。

 連携協定の事例として、地域特産品販売の効果的な商品の魅力発信プログラム作成▽地域特産品の京阪神のターミナル駅での販売やPRイベント開催▽鉄道を使った旅行モデルコースの作成、観光拠点の発掘▽無人駅を生かした地域活性化▽相互の講師の派遣などを挙げている。


写真=協定書を手にし握手する井口理事長(左から2人目)と田中支社長

    

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