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両丹日日新聞2017年11月25日のニュース

地域の絆が大切 震災被災地での派遣経験伝える

体験談を話す藤本警部補 福知山署下夜久野駐在所の藤本英樹警部補(33)が21日、京都府福知山市夜久野町且の高野山真言宗・東光寺(大月康永住職)で、東日本大震災被災地へ広域緊急援助隊として派遣された際の体験を話した。檀家ら約50人が集まり、藤本さんの話に耳を傾けた。

 大月さんは東日本大震災被災地での追悼行脚を続けている。藤本警部補の話を聴いた大月住職が、檀家らにも紹介したいと、大師講に合わせて企画した。

 藤本警部補は2011年3月の震災発生当初から、8回に分けて現地へ派遣され、延べ94日間、被災地で過ごしたことを紹介。生存者の捜索段階では、余震と洪水警報が出されるたびに捜索を中断せざるを得ず、時間内に見つけられず帰還して悔しい思いをした。活動中に現地の人から感謝の言葉をかけられ、気持ちを奮い立たされたことなどを話した。

 さらに「住民らの信頼関係が強い地域では、被災者の生存率が高かったようです。こうしたことから、地域のつながりの重要性を改めて感じました」と伝えた。

 参加した須藤富彦さんは「地元でも日ごろから信頼関係を作っていきたい」と話し、衣川憲治さんは「何度も被災地に行かれており、驚きました。本当にたいへんだったと思います」と感想を述べた。


写真=体験談を話す藤本警部補(右)

    

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