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両丹日日新聞2017年10月31日のニュース

都会の就労者が地域視察 大江でアクティブワーキング

 都会で働く人たちが地域の産業や活動を視察する「アクティブワーキング」福知山ツアー(京都府福知山市主催)が、30日から市内で実施されている。11月2日までの日程で、初日は大江町内で地域活性化に励む2団体の代表者らから活動内容を聞き、将来像や抱える課題などを探った。

 アクティブワーキングは、都市部の会社員らが市内に短期滞在して、地域の産業や活動の視察、体験などを通じて新しいビジネスの種を見つけ、参加者各自の事業に生かしてもらうのが目的。福知山では今年2月に初めて催した。

 今回は市外から10人が訪れる予定で、30日は3人が参加。午後から市、府職員らと一緒に、大江町毛原の住民らでつくる地域活性化グループ「毛原の棚田ワンダービレッジプロジェクト」と同町内宮で地区の活性化に取り組む「大江元気プロジェクト」の両代表から取り組みを聞いた。

 大江元気プロジェクトの取り組みについては、古民家を改修して活動の拠点とした「いづみや」で、河口珠輝代表が説明した。

 内宮地区を盛り上げるために、元伊勢内宮皇大神社参道での参道マルシェや寄席の開催、かつて参道の店で販売された小判焼きの復活などの取り組みを詳しく語った。参加者からは、いづみやの活用方法や参道の現状などに関する質問が出された。

 河口代表は今後の展開として、将来的には地元の人たちが中心になって活性化の取り組みを進めてもらう構想を述べた。

 福岡市の富士通九州支社で地域活性化に関する業務に携わる名本大輔さん(45)=同県糸島市=は「大江町では、リーダーシップを取る人がいることがすごくて、5年、10年先を考えていろいろなことを計画しておられる。これから会社で業務を進めていく上でとても参考になりました」と話していた。

 初日夜には福知山青年会議所、福知山商工会議所青年部との意見交換もした。


写真=いづみやから外の景色を眺める参加者たち

    

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