一般社団法人福知山観光協会（福島慶太会長）の臨時総会が、京都府福知山市篠尾新町のサンプラザ万助でこのほど開かれた。協会は31日付で解散し、11月1日から「海の京都ＤＭＯ」に統合することが決定しており、これに伴う財産整理の議案などを審議した。

　海の京都ＤＭＯは、京都府と府北部5市2町が連携し、広域観光マネジメントに取り組む組織。すでにほかの市町は観光協会を解散し、地域本部として参加しており、これまでの協議の結果、福知山観光協会も同様の措置をとることが決まっている。

　統合後は、福知山地域本部となり、従来の業務のほかに、広域連携業務にも携わる。ただし統合しても、組織の内部体制は変わらず、三和、夜久野、大江の3支部も、これまで通りの活動をする。

　あいさつに立った福島会長は「解散しても、組織や活動が無くなるわけではありません。むしろ現状より広域的な分野で活動でき、福知山内部の観光にも、これまで通り取り組めます」と強調した。

　また事務局運営を委託されている福知山観光地域づくりセンターにも触れ、「センターでも、地域の観光振興は図れる」とし、「今後も観光の面から、福知山がよりよくなるために頑張りたいので、ご協力を」と呼びかけた。

　議事では、解散と統合するために必要な手続きとして、観光協会の事業と財産を、海の京都ＤＭＯに譲渡する案などを承認した。


写真＝「今後もご指導、ご協力を」と呼びかける福島会長