台風18号が過ぎ去った18日、京都府福知山市畑中の上豊富小学校（塩見俊樹校長、100人）で、上豊富地区秋季大運動会が開かれた。地域の子どもから大人までが参加し、いろいろな種目で汗を流した。上豊富公民館主催。

　地域同士の交流の機会にしようと、毎年開いている。小学校はたて割りで3チームに分かれ、これとは別に一般は4チームで得点を競った。17日開催の予定だったが、台風接近のため延期となり、早朝から準備をして開いた。

　今年は、福知山の伝統文化を受け継ぐことを目的に、福知山踊りを数年ぶりにプログラムへ組み入れた。ほかにも、グラウンドゴルフ、風船割り、綱引き、徒競走、ダンス、リレーなどの27種目があり、競技中は応援席から声援が飛び交い、白熱した。

　小学5、6年生は、100メートル競走のあと、団体種目の「竹取物語」に出場。グラウンド中央に置かれた9本の竹を2チームで奪い合い、自分の陣地へ持ち帰るもので、チーム対抗の総当たり戦で競い合った。

　残された竹が少なくなると、両チームとも他の仲間の助けに駆け付け、最後は大人数で竹を引っ張り合うなどして団結力を見せた。


写真＝仲間と協力して竹を取り合った