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両丹日日新聞2017年9月 6日のニュース

経常収支比率96.8%に 福知山市決算

 福知山市は2016年度の決算概要を発表した。13年の台風18号、14年の8月豪雨災害復旧がほぼ終わったことなどで、一般会計の規模は大幅に縮小。実質収支(歳入から歳出と翌年度繰越財源を差し引いて算出)はプラス10億4890万円で、45年連続の黒字を確保した。一方で、財政の弾力性を示す経常収支比率は、前年度より3・3ポイント悪化し96・8%。合併後で最も高い数値となり、硬直化がさらに進んだ。一般に90%を超えると「危険水位」とされている。

 一般会計の歳入は、前年度比3・7%減の423億2052万円。前年度からの繰越金が7億701万円減少したうえ、前年度に災害復旧のため国庫から受けた4億7014万円の支出金が無くなったこと、また別の事業で府支出金が4億7766万円減ったことが、大幅な減少の要因となった。

 市税は、個人市民税が給与所得の伸びで増えたほか、特別徴収への切り替えが進むなど納付しやすい環境づくりが功を奏して、収納額が8714万円増加した。

 法人市民税は法人税割の税率改正の影響などで6479万円、固定資産税は地価の下落などで4877万円の減収となった。

 歳出は、4・3%減の410億8911万円。災害復旧費の減少とともに、建設事業の抑制を図ったため投資的経費が23億4043万円減少。合併後で最も少額になったことが、3年ぶりの規模縮小につながった。

 反対に増加した主なものは、昨年度に開学した福知山公立大学への運営費交付金の新規追加で、補助費が3億3547万円、「e−ふくちやま」関連などで繰出金が3億1366万円、臨時福祉給付金を支給した扶助費が2億7274万円増えた。

    

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