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両丹日日新聞2017年8月26日のニュース

福知山市産業支援センター 所長を選任

西山周三センター長 京都府福知山市は、来年1月中旬に開設予定の福知山産業支援センターについて、兵庫県丹波市にある西山酒造場の6代目社長、西山周三さん(44)をセンター長に決定した。2足のわらじを履くことになるが、西山さんは「経営者だからこそのアドバイスもできる」と力説。「各会社の強みに気づいてもらい、潜在能力を引き出せれば」と抱負を語った。

 産業支援センターは、中小企業や農家らの売り上げアップをめざし、無料で相談に乗るもので、センター長は給与を月額100万支払うことから注目を集め、138人が応募。市から委託を受けセンターを運営する一般社団法人福知山産業支援機構、市などが審査した。

 2次選考で審査員を務めた機構の代表理事、伊東尚規副市長は「西山さんのビジネスセンス、コミュニケーション能力、発想力などを高く評価している。非常に心強い」と話す。

 西山さんは、兵庫県三田市に居住。青山学院大学国際政治経済学部を卒業後、読売テレビの営業職として5年間勤めたあと、2002年に家業を継ぐため退社。同年7月に「小鼓」ブランドの西山酒造場に入社し、07年から社長に就いている。

 「福知山では買い物もするし、映画館なども利用したことがあり、なじみのあるまちです。北近畿の要であり、商売上手な印象があるものの、閉鎖的な部分があるように思う」と分析する。

 「さとうや谷村実業、天藤製薬など、優良な地元企業があり、まだまだ伸びる土壌があります。だからこそ、結果を出してなんぼの気持ちで、相談に訪れた人に笑顔で帰ってもらえるセンターにしたい」と意気込んでいる。

 今後は10月1日付でセンター長に就任し、12月下旬まで先進地の静岡県富士市の産業支援センターなどで研修。1月中旬に相談業務を開始する見込みで、その1カ月前から予約受付を始める。

■駅前の交流プラザに開設■

 またセンターの場所は、西小谷ケ丘の福知山公立大学内としていたが、認知度が高くて交通アクセスも良く、多数の人が利用する駅前町の市民交流プラザに設置する。

 1階の図書館中央館にある「いこいのへや」を活用。センター長と事務局長、事務員の3人体制で、毎週火〜土曜日の午前10時から午後6時まで開ける。原則1人1時間。詳細は決定しだい公表する。


写真=センター長に決定した西山酒造場6代目の西山さん

    

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