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両丹日日新聞2017年8月22日のニュース

アートで福知山の魅力発信 若手美術家6人迎え制作支援

アーティスト・イン・レジデンス 京都府が取り組むアーティスト・イン・レジデンス事業「京都:Re−Search in 福知山」が21日、福知山市内で始まった。芸術制作をする人を一定期間招き、制作を支援するもので、20〜30歳代の美術家や学生ら6人が来福。9月3日までの期間に、風土や歴史などから得た発見を生かして、地域の魅力を引き出す作品プランの構想を練る。

 アーティスト・イン・レジデンスは、若手アーティストの育成、支援だけでなく、空き家や商店街の空き店舗を生かした地域振興、地域活性化なども目的としている。福知山での取り組みは初めて。

 今回は、大阪、大分、福島、愛知、山口各府県と京都市内から参加者が集まった。滞在には下紺屋町の昭和東集会所を使い、市内各所へ足を運んで、福知山の魅力を調査する。また、国際的に活躍するアーティストたちをサポート講師として迎え、調査方法などについてアドバイスを受けることにしている。

 初日となった21日の夜には、広小路通りの「古書と珈琲モジカ」で顔合わせがあった。サポート講師を務める秋田公立美術大学教授で美術家の藤浩志さんが進行し、自己紹介やリサーチしたい事柄などを語り合った。

 調査したい内容は、自然や歴史、伝統文化などさまざまで、福知山の養蚕の歴史と現在についてリサーチしたいという山口県在住の美術家・平井槙さん(28)は「先入観を持たず、いろいろな人たちと話したい。市丹波生活衣館などへも足を運んでみたい」と意欲を見せた。

 顔合わせのあと、同店で交流会があり、関係者らが食事をしながら親睦を深めた。

 22日には、大江町と夜久野町方面でのフィールドワークなどを企画。今後は、各自でリサーチするほか、ワークショップなどにも取り組む。9月2、3両日には、広小路通りの旧タナカレストランで作品プランの展示をする予定。


写真=和やかな雰囲気の中で自己紹介をする参加者たち

    

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