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両丹日日新聞2017年8月10日のニュース

堤防の除草、ヤギが手助け 経費削減に期待

のり面に放されたヤギと触れ合う園児たち 国土交通省福知山河川国道事務所は9日から、京都府福知山市大江町河守の由良川堤防で、ヤギを放して雑草を食べさせる実験を始めた。除草にかかる経費削減を目的にした取り組みで、昨秋に続いての試行。今回は前回より期間を伸ばし、11月中旬までの3カ月間、市と地元活性化グループの大江まちづくり住民協議会とで協力して行い、効果があるかどうかをみる。

 国交省福知山では、河川堤防の亀裂などを見つけるため、由良川堤防で除草作業を業者に委託して行い、作業後に職員が異常がないか見て回っている。こうした除草にかかわる費用に年間約1億2千万円かかるという。

 昨年は11月初旬に、府が管理する同町関の宮川堤防のり面約750平方メートルで約1か月間試行。放されたヤギ2匹がほとんどの雑草を食べ尽くし、一定の効果がみられた。

 今回は大江美河橋下流の由良川左岸堤防ののり面約2750平方メートルで実施。市動物園から借りた3歳の雄のヤクシマヤギとミミナガヤギの2匹をフェンスで囲んだ中に放した。

 近くのげん鬼保育園の4、5歳児45人がヤギを出迎え。のり面に放されると、歓声をあげてフェンス越しに触れ合った。2匹はさっそくのり面を歩き回り、クズなどの草を食べていた。

 国交省福知山の弓場茂和河川管理課長は「今後検証を重ねて、将来的には由良川流域の多くの堤防で実施できるようにしたい」という。

 エリア内にヤギの休憩用の小屋を設け、塩分補給できるように岩塩を置いている。

 ヤギの世話を担当する同協議会の新宮七郎会長(67)は「昨年はヤギを見に多くの人に来ていただき、癒やしの効果も生まれました。今回もまた見に来てください」と話している。


写真=のり面に放されたヤギと触れ合う園児たち

    

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