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両丹日日新聞2017年7月28日のニュース

旧小学校舎利用して日本語教室 住民たちが外国人迎え

日本語を教わる外国の人たち 京都府福知山市三和町川合地域の住民が、上川合の旧川合小学校で「かわい日本語教室」をスタートさせた。地域にはベトナム、中国などから働きに来ている人が多く、こうした人に言葉を教えるとともに、日本の文化を知ってもらい、交流を深めようと企画した。

 川合地域活性化協議会(坂口由夫会長)が住民へのアンケートをもとに、2015年の統合に伴って閉校した同校の有効活用を考える「旧川合小学校活用プロジェクト・チーム」(山本力代表、4人)を4月に組織。プロジェクトの一つとして、この教室を始めることになった。

 下川合の京惣菜開発・製造業の京都庵と協力し、同社で働く外国人従業員に参加を呼びかけてスタート。27日の第1回教室は図書室だった部屋を使い、中国人女性5人とベトナム人男性1人が参加した。

 元小学校教諭で、以前川合小に勤務した経験がある山本代表(70)=下川合=が講師を務め、日本語の発音を練習してから、簡単な疑問文と答え方を教えた。

 参加したベトナムの男性(26)は「教室は楽しいです。日本語は難しくても一生懸命勉強したい」と笑顔を見せた。

 山本代表は「教室はスタッフも手探りで進めています。参加される方が何かひとつでも得ることがある場にしたい」と話す。

 開校前の15日にはオープニング記念のたこ焼きパーティーをし、外国人ら32人が参加し、交流を深めた。

 日本語教室は毎月第2水曜、第4木曜日の午前10時から1時間程度を予定しており、季節によって、クリスマス、花見などのイベントも考えている。1回の参加につき、資料代などに100円の参加費が必要。日本語を学びたい外国人が対象で、三和町以外からでも参加できる。


写真=山本代表(左)に日本語を教わる外国の人たち

    

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