京都府福知山市の市消防本部（鈴木秀三消防長）は22日から、東羽合の市消防防災センターで、火災予防啓発の新作ＤＶＤの上映を始める。消防本部のキャラクター「ジューケイキマン」が活躍する内容で、9年ぶりの続編。誰もが楽しめる戦隊ヒーローアクションになっている。

　ジューケイキマンが誕生したのは2008年10月。住宅用火災警報器（住警器）の普及を目指すヒーローとして消防本部が創作し、「予防戦士ジューケイキマン」と題した戦隊物ＤＶＤも制作。センターで上映をしてきた。

　その後にレスキュージョー、エーイーレディーといった新しいキャラクターを増やし、啓発イベントに登場させるなどしてきた。

　前作から10年近く経ち、新キャラも増えたことから、本部職員有志が2016年に新たな啓発用動画を作ろうと企画。コンセントとプラグの隙間にホコリがたまり湿気を吸収することで、漏電し発火する現象（トラッキング）を題材に選んだ。勤務時間外に衣装やマスクなどを手づくりして撮影した。

　タイトルは「ふくちやま　ファイヤーフォース」。物語は、前作で倒された魔人ケムリーが、闇の魔人トラッキングボスを呼び出し、手下のチョビッカー1、2号とともに福知山を混乱させるようとするところから始まる。

　そこへジューケイキマンが立ち向かうが、敵の強さに歯が立たず、レスキュージョー、エーイーレディーの助けを借りて再戦を挑むというもの。

　上映は午前10時、11時、午後2時30分、3時30分からの4回を予定しており、1回につき約30分程度。センターは火曜日を除き、午前9時から午後5時まで開いている。

　動画配信サイトのＹｏｕＴｕｂｅ（ユーチューブ）で1分30秒の予告も配信しており、「ジューケイキマン」で検索し見つけることができる。


写真＝ジューケイキマン（右）とトラッキングボス