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両丹日日新聞2017年6月27日のニュース

地元企業を応援したい 福知山公立大生がカタログ制作

商品カタログ 福知山公立大学の学生が、地元企業のPR活動を手伝いたいと、京都府福知山市の地域振興などを目的に活動するNPO法人イーグローズと連携し、店舗の商品カタログを制作した。店は、学生目線も加わった仕上がりを喜んでいる。

■山城屋が希望■

 この店は、内記六丁目の日本茶と茶道具の専門店・山城屋(豊島建治代表取締役)。公立大などが福知山まちづくり会社を介して、取り組みの受け入れ企業を募ったところ、今まで商品カタログが無かった山城屋が手を挙げた。

 地域経営学科2回生の辻捺乃さん(19)=福井県出身=と梶房明希さん(19)=岡山県出身=が公立大の佐藤充助教(34)から助言を受けながら制作、企画を担当。イーグローズに在籍するプロのデザイナーで株式会社アンク=厚東町=の兼本博行代表取締役(54)が監修をした。

 本格的に始動したのは1月。学生は豊島さん(69)らに、商品へのこだわり、どのような客をターゲットにするのかなどを聞き取りし、カタログの形や内容などを白紙の状態から考えた。

 希望に沿って、ターゲットを20−30歳代の女性に絞り、どうしたら興味を持ってもらえるか、また購入してもらえるか、何度も打ち合わせを重ねて完成させた。

 出来上がったカタログを26日、豊島さんに手渡した。A4サイズで、風呂敷を開けるようなイメージで、観音折りに。表紙を開くと玉露の「ふくちやま茶」、煎茶の「由良の瀬」、抹茶焼きショコラなどのこだわり商品が掲載されている。 
 豊島さんは「店だけでは制作できたかどうか分かりません。学生さんの視点が入った上で、店の意見も反映してもらい、とても良い物ができました」と喜んでいる。カタログは店頭などに置くという。

 商品の売れ行きに興味があって参加したという辻さんは「形式、内容、配置を考えるのが難しかった」と振り返り、「今後はパッケージデザインもしてみたい」と意気込んでいる。


写真=完成したカタログを持つ豊島さん(左から5人目)と公立大の梶房さん、辻さん(左から3人目、4人目)

    

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