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両丹日日新聞2017年6月16日のニュース

IoTでLPガスの遠隔検針実証 関電など福知山で

 関西電力が、先進の情報通信技術によるLPガスメーター遠隔検針の実証実験を京都府福知山市周辺で計画している。「LPガスメーターの遠隔検針・遮断弁の制御などの業務効率化」として、ガス会社の岩谷産業と共同で行うもので、検証エリアとして福知山市周辺と滋賀県高島市周辺の計約100戸が選ばれている。

 関電、関電グループのケイ・オプティコムはこのほど、屋外広域でのデータ収集や遠隔での機器制御ができる無線技術を活用したIoTサービスを開発、本格実用化に向けた簡易な実証環境を提供するサービスを始める、と発表した。データ収集と分析で日本マイクロソフトと協力体制を組む。

 IoTは「インターネット・オブ・シングス」の略。あらゆるものがインターネットにつながることよって実現する新たなサービス、ビジネスモデルなどを指す。

 関電のIoTサービスは、少ない消費電力で長距離通信ができる自社開発の無線技術を用いる。グループの施設などに通信基地局を置くことで屋外広域でのデータ収集が可能になり、ガスメーターに設置するなどの子機端末は電池だけで10年以上使うことができる利点がある。

 幅広い産業分野や自治体へのIoTサービスの展開を視野に、LPガスメーター遠隔検針、水道メーター難検針箇所、ビル管理・メンテナンスの3分野での業務効率化の実証実験を7月以降に行う。 

 18年度からのIoTサービスの本格展開をめざす関電は「三つの先行的な取り組みで効果やニーズを検証し、更なる活用につなげていきたい」と意気込む。

    

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