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両丹日日新聞2017年6月 8日のニュース

福知山に景気回復の兆し? 商議所業況調査

 福知山商工会議所内にある福知山地域ビジネスサポートセンターは、京都府福知山市内の企業を対象にした業況調査の結果をまとめた。3月を基準に調べたもので、全体の業況は前回調査(昨年12月)から改善。来期も上昇の見込みで、下げ止まりからの回復への兆しとの見方をしている。

 調査は四半期ごとに行い、今回は約430社を対象にして110社から回答を得た。これをDI(「良い」と見られる割合から「悪い」と見られる割合を引いた値)で、全業種と、建設、製造、卸・小売、サービスの4業種別でまとめた。

 全業種の業況判断DIはマイナス10・7で前回調査より23・1ポイント改善。来期も更に4・8ポイントの上昇を見込む。

 センターの詳細分析によると、業況が前年同期に比べて「良い」とする企業数の割合はほぼ変わらなかったが、「悪い」が減っており、下げ止まりからの回復の兆しと見ている。採算、資金繰りは好転したが、仕入れ単価が厳しさを増していることも踏まえて、「今後の動向を見守る」としている。

 業種別の業況は、建設が40で、40ポイント改善、来期見込みは26・7で下降するが、プラス域を維持。製造はマイナス9・5で36ポイント改善、来期見込みは0で、マイナス域から上昇。卸・小売はほぼ横ばいのマイナス45・2だが、来期見込みはマイナス35・5へ改善。サービスはマイナス2・8で33・2ポイント改善し、来期見込みは2・9でプラスに転じる予想。

 経営上の問題点(複数回答あり)は、需要の停滞がトップの33社、次いで仕入れ単価の上昇が30社。従業員の確保難28社、消費者ニーズへの対応26社、販売価格の低下、人件費以外の経費の増加がともに18社と続く。

    

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