WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

両丹日日新聞2017年6月 7日のニュース

「森の宝石」オオムラサキ羽化

オオムラサキ 国蝶で、「森の宝石」と言われるオオムラサキの人工飼育を続ける京都府福知山市厚中問屋町の大地洋次郎さん(76)方で6日、羽化が始まった。第1号は雄で、飼育小屋の中を優雅に飛び回っている。

 大地さんは17年前から、自宅の敷地内に建てた頑丈な小屋の中で、卵から幼虫、さなぎ、成虫へと育てている。
 今年の羽化は昨年と比べ3日遅い。第1号は6日正午ごろ、さなぎから蝶になった。光沢のある青紫色の羽を広げた大きさは12〜13センチ。幼虫の食草となるエノキや木の丸太に止まっては、大地さんが作った餌の人工樹液を吸っている。

 昨年は約300羽が羽化。今年は約400羽が成虫になると見込む。羽化は7月中ごろまで続く。成虫は同月初めごろからエノキの葉に卵を産みつける。

 大地さんは「今年は冬が寒かったので、うまく育つか心配していましたが、例年通り美しい姿を見せてくれ、ほっとしています。命の尊さとともに、夏がやって来たと感じます」と話している。

 また「オオムラサキは数が減り、めったに見られないので、興味のある人はぜひ見に来てください」と話している。


写真=光沢のある青紫色の羽を広げるオオムラサキ

    

[PR]


株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ