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両丹日日新聞2016年12月29日のニュース

市バス減便など盛り込む 地域公共交通会議素案

 京都府福知山市の地域公共交通会議(会長・大橋一夫市長)は、第4回会合を東羽合の市消防防災センターでこのほど開いた。今回は事務局の市生活交通課から、バスの減便やダイヤ変更、スクールバスの活用を含む公共交通再編の実施計画(素案)について説明があった。

 住民代表や行政関係者、道路管理者ら委員13人で構成。持続可能な公共交通ネットワーク体系の構築を目的に、市内を走るバスの再編を検討しており、3月には基本方針となる形成計画を策定している。これを基に実施計画の策定にも取り組んでいて、進ちょく状況を事務局が説明した。

 再編対象となる路線バスは、市バスと自主運行バス、民間バス。旧3町で運行する市バスは、乗車人数が少ない便の減便▽利用がほとんど無い土曜日運行の見直し▽乗り継ぎの利便性を向上させるダイヤ変更▽運賃の見直し▽スクールバスの活用−などを検討するとした。

 三岳、庵我、中六人部の自主運行バスは、低利用便のダイヤ変更や減便、近隣の商業施設や病院の営業時間に合わせたダイヤの見直しをすることにし、民間バスでは隣接市町と協働した利用促進の検討などを挙げた。

 また減便などにより、不便になる地域への対応として、地域主体で実施する有償運送と乗合タクシー運行の支援をするとし、導入条件や運行方式なども伝えた。

 ただし、いずれの方向性も検討段階で、素案を基に協議を進めることにしており、これから変更される可能性もある。最終的には、実施計画を今年度中に策定して、来年度以降に実施していくという。

■来年2月にデマンド型乗合タクシーを実験■

 このほか有用性の確認、導入の問題点などを把握するため、利用率が低く、かつ地域から増便要望がある京都交通の川北線で、デマンド型乗合タクシー運行の実証実験に取り組むことについて、委員らで協議した。

 定期便の運行とは別に、予約があった日にのみ、セダン型のタクシーを走らせるもので、実験開始は来年2月からの1カ月間を予定。福知山駅前から山野口までの一日1往復で実施することになった。

    

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