女子プロ野球チーム・京都フローラに所属する京都府福知山市池部出身の植村美奈子投手（23）がシーズンオフで帰郷し、両丹日日新聞社を訪れた。プロ6年目のシーズンを振り返り、来シーズンの抱負を語った。

　京都フローラは、6月に行われたティアラカップ岐阜大会で優勝したが、女王決定戦では兵庫ディオーネに敗れ年間女王3連覇を逃した。

　植村投手はティアラカップ岐阜大会の決勝戦に登板し、2安打完封勝利。大会ＭＶＰに輝くなど持ち前の勝負強さを発揮した。今シーズンは7勝7敗、防御率3・59を記録。「昨年と比べてチームの勝ちに貢献できなくて悔しい。より高いレベルの結果を求められる中で、失点が多くメンタル面に課題が見えた」と振り返った。

　さらに、女王決定戦で3連覇を逃したことに触れ「負けから学んだことが大きい。この悔しい思いを来シーズンにつなげて来年は女王を奪還したい」と意気込みを見せた。

　また、野球に励む女子児童らへ「プロ野球選手になりたいと思ってもらえるように私も頑張るので、男の子に負けないという気持ちをもって楽しく野球を続けてほしい」とのコメントを残した。

　両丹日日新聞社を訪れた16日の夜には、土師のホテルロイヤルヒル福知山＆スパで、支援者らに植村投手が成績などを報告する凱旋報告会（庵我サポーターズ主催）が行われた。


写真＝「来季は女王奪還を」と抱負を語る植村投手