福知山市大江町金屋、京都府立大江高校（永井正樹校長）の2年生が15日、市役所の議場で開かれた市議会12月定例会の一般質問を傍聴した。生徒たちは市長ら理事者と議員とのやり取りを聴き、政治への関心を高めた。

　15年度から府教委の「法やルールに関する教育」の研究校に指定され、生徒たちが社会の身近なモラルや主権者教育などを学んでいる。今回の傍聴は地方創生教育の学習も兼ね、普通科2年生でアクティブＢ1の授業を選択している21人が訪れた。

　この日は市議6人が登壇し、2年生たちはこのうち2人の議員の質問を傍聴した。最初に聴いた議員は小中学校の道徳教育やいじめ、児童虐待、子どもの貧困などについて質問。生徒たちは議員の質問と理事者らの答弁に耳を傾け、ポイントとなる点をしっかりとメモしていた。

　秋田真由香さんは「府議会の傍聴経験はありますが、市議会は初めてです。（議場は）緊張感にあふれ、市政について少しでも知ることができ、良い勉強になりました」と話していた。


写真＝傍聴席で一般質問のやり取りを聴き、要点をメモする生徒たち