京都府福知山市は、市議会12月定例会に上程する32議案を発表した。上下水道料金の値上げに伴う条例の改正案などを提案する。

　市では、老朽化した施設、水道管の更新や維持管理費の増加、利用者の減少による収入減に対応するため、上下水道料金の値上げを検討しており、来年7月から改定する条例の改正案を上程する。

　平均改定率は水道料金が13・76％、下水道使用料は17・47％。4人世帯が20立方メートルを使用した場合、月額で水道料金が443円（税込み）、下水道使用料は367円（同）の値上げになる。

　大橋一夫市長は「将来的に持続可能で、安定した上下水道を提供するためには、一定の値上げはやむを得ない」とし、市民らに理解を求めている。