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両丹日日新聞2016年10月19日のニュース

タイで老眼鏡を寄贈 不要メガネの提供呼びかけ

 使わなくなったメガネのフレームを再生し、仲間たちとタイで老眼鏡のプレゼントを続けている京都府福知山市のマキノ眼鏡店、牧野公一社長が、今年も28日に渡航し、翌日から現地での配布活動にあたる。出発を前に、「一本でも多く贈ることができるよう、みなさんのご協力を」と、メガネの提供を求めている。

 老眼鏡の寄贈活動を続けているのは、全国のメガネ店の勉強会で作るNPO法人日本タイ王国メガネボランティアグループ。今年で17回目になり、牧野さんは初期から参加している。

 タイでは日本以上に老眼の傾向が強いものの、貧しい農村地帯ではメガネは高級品とあって手が出せず、不自由な生活をしている人が多い。そこでNPOの加盟各社が、日本で使わなくなったメガネの提供を店頭などで呼びかけ、寄せられたフレームを再生。レンズを各社で購入して持参している。

 物品を送るだけでなく、メンバーが現地へ出向いて視力を測ったり、一人ひとりの顔にフィットするよう調整したりといった作業も行っている。

 今年は8社から15人が参加し、初日にバンコク北西方向のサムサコン県にあるラクシー寺院、2日目にスワンナブーム空港近くのソンハム寺院で、計2千本を配布する予定でいる。また、最終日にはタイ赤十字や病院を訪れ、レンズをはめる前のフレームを職業訓練用に寄贈する。

 マキノ眼鏡店からは寺院2カ所で配布する老眼鏡150本を用意。加えて赤十字用のフレームを100本確保したい考えで、牧野さんは「出国ギリギリまで再生作業に精を出します。使わなくなったメガネがあれば、ぜひお持ち寄り下さい」と話している。


写真=現地ボランティアに通訳してもらいながらメガネのフィッティング作業にあたる牧野さん

    

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